SNSで流れてきた、3歳児が流暢に英語を話す動画。「うちの子、ぜんぜん…」と画面を閉じる指がぐっと重くなる。
その焦り、ほとんどの場合『見えてないだけ』が正体です。
SNSの『英語ペラペラ動画』のウラ
Instagramで流れてくる、3歳児が流暢に英語を話す動画。あれ、編集されているのを忘れていませんか?
10分撮影して、上手く話せた20秒を切り取って投稿する。撮影された側のお子さまも、普段は日本語ばかりで遊んでるかもしれません。
でも、それでいいんです。英語学習は他の子との比較ではなく、過去の自分との比較でしか意味がありません。
『比較してしまう親』が引き起こす悲劇
当教室の保護者面談で、こんな話をよく聞きます。「うちの子だけ伸びていない気がして、私が不安で…」
ここで気をつけてほしいのは、その不安は子供に伝染するということ。
子供は親の表情を読みます。「お母さん、最近イライラしてる」「お父さん、私の英語にがっかりしてる」——言葉に出さなくても、伝わります。そして子供は、自分が英語をやることで親を不安にさせていると感じる。すると、英語が好きでも、続けることが『親を悲しませない努力』に変わってしまいます。
見落としている1つの真実
英語の伸びは、必ず『停滞期』と『ジャンプ期』を交互に繰り返します。
英語は、毎日少しずつ等しく伸びるものではありません。3ヶ月停滞した後に、突然1週間でぐっと伸びる。これが言語習得の自然なリズムです。
当教室で見てきた多くのお子さまも、最初の3〜6ヶ月は『全然変わらない』ように見えます。でも、ある日突然、先生からの質問に2語、3語で答え始める瞬間がやってきます。
その瞬間まで、親が必要なのは『焦らず信じて待つこと』だけ。比較すれば、焦るに決まっています。だから、比較をやめる。これに尽きます。
明日からできる『比較をやめる』3つの具体策
- SNSの英語アカウントを一時的にミュートする
- 習い事の保護者会で英語の話題を避ける(出すぎる人とは少し距離を置く)
- 『先月のうちの子』と比べる習慣に切り替える
そして、お子さまには『○○ちゃんと比べたら…』を絶対に言わない。これだけで、お子さまの英語学習の継続率は一気に上がります。
15年見てきて、わかったこと
『焦らない親の子』が、最後に一番伸びます。
あなたのお子さまの英語の旅は、誰のものでもなく、お子さま自身のもの。一緒に歩いていきましょう。