
2026-03-08
ある夜、レッスンが終わった後、6歳の息子が泣きながら言いました。
「もう英語やりたくない。つまんない。やめていい?」
胸が締めつけられました。
英語のレッスンを始めて1年。最初の半年はあんなに楽しそうだったのに、ここ数ヶ月、レッスンの前になると「今日やりたくない」と言うことが増えていました。でもなんとか毎日続けていた。それが、ついに「辞めたい」に変わった。
「辞めさせるべきか、続けさせるべきか」。これは英語教育で最も難しい判断の一つです。
子供の英語学習には、いくつかの「壁」があります。
第1の壁:沈黙期(開始後1〜3ヶ月)
英語を聞いているけど話さない時期。これは多くの親御さんが経験済みでしょう。
第2の壁:マンネリ期(開始後6ヶ月〜1年)
最初の新鮮さが薄れ、レッスンが「日常」になる時期。「つまらない」と感じ始める。息子がぶつかったのはまさにここでした。
第3の壁:停滞期(開始後1年半〜2年)
ある程度話せるようになったけど、次のレベルになかなか上がれない。「自分は英語ができない」と思い込む。
どの壁も正常な成長の過程です。壁にぶつかること自体が、成長している証拠なのです。
「やりたくない気持ち、分かるよ」。否定も説得もせず、まず共感しました。「でも続けなきゃダメでしょ」と言いたい気持ちをぐっとこらえて。
子供が「辞めたい」と言うとき、本当に辞めたいのか、それとも「今の気持ちを分かってほしい」のかは別です。多くの場合、気持ちを受け止めてもらえるだけで、子供は少し落ち着きます。
毎日同じ時間に、同じ先生で、同じ形式のレッスン。これがマンネリの原因でした。
先生に相談して、レッスンの内容を変えてもらいました。息子が好きなポケモンの話を英語でする日、クイズ大会の日、絵を描きながら英語で説明する日。「毎日同じ」から「毎日違う」に変えたことで、息子の目が変わりました。
もし先生の変更が難しければ、レッスンの時間帯を変えるだけでも気分転換になります。夕方のレッスンを朝に変える、平日を週末に変える。小さな変化が、大きな効果を生むことがあります。
思い切って、1週間レッスンをお休みしました。「1週間休んで、またやりたくなったら再開しよう」と息子に言いました。
結果、3日目に息子が言いました。「ママ、先生に会いたい。レッスンやりたい」。
離れることで、「当たり前」の存在のありがたみに気づくことがあります。完全にやめるのではなく、「お休み」にすることで、再開のハードルを下げました。
あの「辞めたい」事件から半年後。
息子は小学校の英語の授業で、クラスメイトに教える側になっていました。「○○くんって英語すごいね!」と友達に言われて嬉しそうにしている姿を、先生から聞きました。
さらにその3ヶ月後、英検5級に合格。合格証を手にした息子は言いました。
「ママ、英語やめなくてよかった」
あの夜泣いた息子が、自分の口からこの言葉を言ってくれた。私のほうが泣きました。
すべてのケースで「続けるべき」とは言いません。判断基準をお伝えします。
続けたほうがいいケース:
休む・辞めることを検討すべきケース:
迷ったときは、一人で抱え込まず相談してください。
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