お子さんが「cat」という単語を見て「キャット」と読んだとき、あなたはどう思いましたか?「読めた!」と思いましたか?
実はその「読み方」が、英語習得の大きな落とし穴になっている可能性があります。
ローマ字英語が英語を話せなくする理由
日本の小学校では、3年生頃からローマ字を習います。「a=ア、i=イ、u=ウ、e=エ、o=オ」というルールで覚えますよね。このローマ字のルールが、英語の発音と混ざってしまうことが問題なのです。
例えば「rice(ライス)」。ローマ字読みをすると「リセ」になってしまいます。「bike(バイク)」はローマ字では「ビケ」。英語の音とは全然違いますよね。
日本語の「ア」と英語の「a」は似て非なるものです。英語の「a」には「エイ(長音)」と「ア(短音)」の二つの読み方があり、単語の中でどちらになるかはローマ字のルールとは全く異なります。
さらに深刻なのは、英語には音声として存在するのに文字では表しきれない音がたくさんあるという点です。音が繋がって聞こえたり(リンキング)、消えてしまったり(脱落)——これらはローマ字では絶対に学べません。
フォニックスとは何ですか?
フォニックス(Phonics)とは、「文字と音の対応関係を学ぶ方法」です。イギリスやアメリカでは、母語として英語を学ぶ子供たちがまず最初に習うものです。
例えば「c」は「ク」という音、「a」は「ア」という短音、「t」は「ト」という音——この組み合わせで「cat(キャット)」になるという学び方です。ローマ字の「a=ア」とは微妙に違う「英語の短母音のア」を体で覚えさせていくのです。
フォニックスには大きく分けて「文字の音(レターサウンド)」「ブレンディング(音を繋げて単語を読む)」「ダイグラフ(2文字で一つの音)」などの段階があります。これを体系的に学ぶことで、初めて見た英単語でも「だいたいこう読む」ということが分かるようになります。辞書を引かなくても読める力がつくのです。
有名な英語の歌もフォニックスで変わる
「ABCソング」を日本語のリズムで歌っているお子さんは多いはずです。「エービーシーディー」と均等なリズムで歌う——でもネイティブは「ABCDEFG」を英語特有の強弱とリズムで歌います。
英語は音節に強弱があり、日本語のように全ての音を同じ長さ・強さで発音しません。フォニックスを通じて英語の音のリズムと強弱を体に入れることで、「英語らしい発音」の基礎が作られます。
幼少期が圧倒的に有利な理由
大人がフォニックスを学ぶのと、幼児が学ぶのでは大きな違いがあります。幼児は「ローマ字の先入観」がありません。英語の音を英語の音として、素直に体に入れていくことができます。
一方、ローマ字を先に覚えてしまった子供はどうしてもその読み方に引っ張られます。「これはローマ字と違う…」と混乱しながら学ぶことになります。
これは「外国語なまり」の問題とも深く関係しています。幼少期に英語の音声体系を体で覚えると、日本語の音声体系に引っ張られにくくなります。だからこそ、ローマ字より先に英語の音に親しんでおくことが大切なのです。
家庭でできるフォニックスの導入
フォニックスを導入するのに、特別な教材や高価なコースは必要ありません。
まず始められることとして「アルファベットの音読み(サウンド)を歌で覚える」があります。YouTubeで「phonics song」と検索すると、各アルファベットの音を歌で教える動画がたくさん出てきます。
次に「文字と音を結びつけるゲーム」です。「A is for apple, B is for ball」のように、文字とそれで始まる単語を結びつける。絵カードを使っても楽しく学べます。
さらに進んだら「CVC(子音+母音+子音)の単語を読む練習」です。「cat, dog, run, big」などシンプルな3文字の単語を、フォニックスのルールで読む練習をします。
レッスンで取り入れていること
あい子供英会話では、正しい発音・英語らしいリズムへのこだわりを大切にしています。ネイティブスピーカーの先生が自然な英語の音でレッスンを進めることで、子供たちは「本物の英語の音」を体に刻んでいきます。
楽しいゲームや歌の中で自然に英語の音に触れ続ける——それが私たちのやり方です。フォニックスの学習も楽しい遊びの延長として取り入れ、「英語の音を体で覚える」体験を積み重ねます。
この考え方に共感してくださった保護者様と一緒に、お子様を伴走したいと思っています。無料体験&相談を実施していますので、まずはお気軽にお声がけください。
よくあるご質問
Q:ローマ字を先に習ってしまいました。今からフォニックスを始めても大丈夫ですか?
A:もちろん大丈夫です。ローマ字と英語の読み方が「違うもの」だということを丁寧に教えてあげれば、子供はすぐに切り替えられます。早いうちに正しく覚え直す方が、後々混乱が少なくなります。
Q:フォニックスと通常の英語学習、どちらを優先すればいいですか?
A:幼少期(小学校入学前後)はフォニックスを優先することをお勧めします。読み書きの基礎であるフォニックスを固めておくと、その後の英語学習全体がスムーズになります。
Q:英語のアニメを見るだけでもフォニックスに効果がありますか?
A:文字を見ながら音を聞く機会(英語字幕付きの映像など)があれば、フォニックスの感覚が自然に育ちやすいです。ただし体系的にフォニックスを学ぶには、やはり専門のプログラムや指導が効果的です。
当教室では、英語教育への想いを共感していただける保護者様とお子様とのご縁を大切にしています。
「うちの子に合うかも」と感じていただけましたら、まずはお気軽にご連絡ください。
無料体験授業でお会いできることを楽しみにしています。