くもんの英語と英会話はどっちがいい?|同じ母親として、目的別に整理します

公開日: 2026-07-16
くもんの英語と英会話はどっちがいい?|同じ母親として、目的別に整理します

「くもんの英語、うちはもうF教材まで進んだよ」。ママ友のその一言に、帰りの車の中でずっとモヤモヤ。うちは英会話を習わせているけど、プリントが進むわけでも、級が取れるわけでもない。かといって、くもんに通っているあの子が英語を話しているところは、見たことがない気もする——。「くもんと英会話、どっちがいいんでしょうか」というご質問は、本当によくいただきます。

今日はこの質問に、同じ母親として、できるだけ公平にお答えしたいと思います。先に結論を言うと、どちらが上という話ではなく、育てている力がそもそも違います。だから比べる前に、「わが子にどうなってほしいか」を先に決める必要があるのです。

くもんの英語と英会話は、「別の教科」くらい違う

まず、それぞれが得意なことを正直に整理します。

くもん・塾型の英語が育てるもの

  • 読み書きの力。プリントの反復で、語彙と文法が着実に積み上がる
  • 自分で机に向かう学習習慣。これは英語以外にも効く一生ものの財産
  • 学校のテストや英検など、「読む・書く」中心の試験への対応力

英会話が育てるもの

  • 英語の音を聞き取る耳と、通じる発音
  • 相手の言葉を受け取り、自分の言葉を返す「やりとり」の瞬発力
  • 「英語が通じた」という体験からくる、話すことへの抵抗のなさ

くもんで何年も学んだのに話せない、というのは、くもんが悪いのではありません。くもんは「話す練習」をする場所ではないからです。逆に、英会話だけで文法の整理や綴りが完璧になるかといえば、それも違います。畑が違うものを、同じものさしで比べるとどちらかを不当に責めることになる——これが私の実感です。

だから、比べる前に決めるべきはひとつだけ。「わが子に、まずどちらの力をつけてあげたいか」です。学校の成績や英検の級がいちばんの目的なら、くもんや塾は理にかなった選択です。一方で、「外国の人と物おじせず話せる子になってほしい」「英語を使える言葉として身につけてほしい」が目的なら、プリントをどれだけ進めても、その練習は含まれていないことを知っておく必要があります。

「話せるようになりたい」なら、音とやりとりが先

そのうえで、もし目的が「話せるようになってほしい」なら、順序ははっきりしています。音とやりとりが先、読み書きはその上に。

理由はシンプルで、言葉はもともと音だからです。子供は日本語も、文字より何年も先に「聞いて、話して」から覚えましたよね。耳の中に英語の音がたまっていない状態で文字と規則から入ると、英語がローマ字読みの「暗号解読」になってしまい、読めるのに聞き取れない・話せない、という形になりやすいのです。

逆に、音とやりとりの土台がある子は、あとから読み書きを始めたときの伸びが違います。知っている音と文字がつながる瞬間、「これ、あの言葉か!」と一気に進むからです。順序の問題であって、読み書きが不要という話ではありません。「話す英語」と「読む英語」のどちらを先にすべきかは、英会話と英語学習の違い|小学校でやるべきは『話す英語』か『読む英語』か【完全解説】という記事でさらに詳しく書いています。

もうひとつ、順序を考えるうえで見逃せないのが「嫌いにならないか」という視点です。意味のわからない文字の反復から英語に出会った子は、英語を「作業」として覚えます。歌ややりとりから出会った子は、英語を「楽しいもの」として覚えます。同じ英語でも、最初の出会い方が、その後の何年間の気持ちを左右する——これは長年、たくさんの子供たちを見てきて痛感していることです。

両立はできる?——現実的な考え方

「じゃあ両方やらせれば」と思いますよね。両立は可能ですが、子供の時間と体力には限りがあります。現実的には、こう考えることをおすすめしています。

  • 主役をひとつ決める。「話せるようになる」が目的なら英会話を主役に、くもんや塾は読み書きの補助と割り切る。逆もまた然りです
  • 低学年のうちは音を優先する。耳が育ちやすい時期に音の貯金を作り、読み書きの比重は学年とともに上げていくのが自然な流れです
  • 子供が疲れているなら、足すのではなく引く。両方が中途半端になるより、主役に絞って続くほうが、結果として伸びます

ご家庭の事情も、お子さんの性格もそれぞれです。「みんながやっているから」ではなく、「この子に今、どの力を育てたいか」から逆算してあげてください。

どちらを選んでも、いちばん大事なのは「続くこと」

くもんにも塾にも英会話にも共通する真実がひとつだけあります。それは、細く長く続いたものだけが力になる、ということです。週に何日通うかより、その子が嫌いにならずに何年続けられるか。選ぶときは教材の進度や料金と同じくらい、「この子はここで楽しく続けられそうか」を見てあげてほしいのです。

ちなみに私たちあい子供英会話は、この整理でいえば「音とやりとり」の側の教室です。マンツーマンで毎日のように英語の音に触れながら、多読も学習に組み込んで「読む力」への橋もかけています。もし「話せるようになってほしい」が目的なら、無料体験でお子さんの反応を見てみてください。公式LINEでは、お子さんに合う学び方がわかる診断シートもプレゼントしています。

くもんか、英会話か。その問いの真ん中にいるのは、いつもお子さんです。「この子にどんな英語の未来をあげたいか」——その答え探しを、同じ母親として、私たちと一緒にしていきませんか。

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