
公園で、ママ友がさらりと言いました。「英語? まずひらがなでしょ」。帰り道、自転車をこぎながら考え込んでしまう。たしかにうちの子、自分の名前のひらがなもまだ怪しい。それなのに英語を始めるなんて、順番を間違えているんだろうか——。
「ひらがなと英語、どっちが先にすべきでしょうか」というご相談は、未就学児のお母さまから一番よくいただく質問のひとつです。真面目に子育てをしている方ほど、この順番で悩まれます。でも実は、この問いには少し意外な答えがあるんです。そもそも、比べているものが違う——今日はそのお話をさせてください。
「ひらがなと英語、どっちが先?」——実は比べるものが違います
ひらがなの学習は、文字の学習です。一方、幼児期の英語は、文字を覚える勉強ではありません。歌って、聞いて、まねして声に出す——音の体験です。つまり「ひらがなが先か、英語が先か」は、「文字が先か、音が先か」という比較にすらなっていなくて、そもそも使う頭の場所が違う、まったく別の活動なんです。
ひらがなの練習中にアルファベットの書き取りも並行させたら、混乱するかもしれません。でも、音から入る英語はひらがな学習の席を奪いません。競合しないものは、順番をつける必要がない。「どっちが先」の悩みは、ここでほどけます。
幼児期は「音の黄金期」——文字はあとから、耳は今
むしろ順番で言うなら、幼児期にしかない有利さは音の側にあります。小さい子ほど、日本語にない英語の音——LとRの違い、日本語より細かい母音の区別——を、理屈抜きにそのまま聞き取って、そのまま口まねできます。大人が発音記号とにらめっこして苦労することを、遊びながらやってのけるんです。私自身、大人になってからアメリカで英語に苦しんだ経験があるので、この「耳の柔らかさ」がどれほど貴重か、身にしみてわかります。
一方、文字はどうでしょう。ひらがなも、アルファベットも、読み書きは小学校からでも十分間に合います。現に私たちの世代は、みんなそうでした。でも「音への耳」は、年齢が上がるにつれて母語の音の枠組みが固まっていき、少しずつ通りにくくなっていきます。文字はいつでも学べる。耳が柔らかいのは今。だから幼児期は、文字より先に音——これは英語だけでなく、言葉の育ち全体から見ても自然な順番です。ローマ字と英語の音の関係についてはローマ字は英語の敵?フォニックスで「正しい音」から始める大切さ【完全解説】でも詳しくお話ししています。
日本語の発達を犠牲にしない設計なら、心配いりません
もうひとつの不安は、「英語をやったら日本語が遅れるのでは」というものですよね。私も義母に「英語より日本語が先」と言われた話で書いたとおり、身近な人に言われて揺れた経験があります。
大事なのは、英語の量ではなく設計です。日本語の絵本の時間を削って英語のドリルを詰め込むなら、それは順番を壊すやり方。でも、1日のうちのほんの10分、遊びの一部として英語の音に触れるだけなら、日本語の生活は何ひとつ犠牲になりません。あい子供英会話の未就学児向けレッスンが1回10分なのは、まさにこの考え方からです。10分なら集中力が切れる前に「楽しかった!」で終われて、そのあとはたっぷり日本語で甘えて、日本語の絵本を読んで眠る。母語の土台を太く育てながら、英語の耳だけ先に開いておく——両方を取る設計は、ちゃんとあるんです。
家庭で今日からできること
- 英語の歌と手遊びを1日1曲——文字は見せなくてOK。体を動かしながら聞いた音は、よく残ります
- 日本語の絵本は、今までどおりたっぷり——母語の語彙と思考の土台は、すべての言葉の力の根っこです
- 「英語できょうだい」と気負わない——「Let’s dance!」「Yummy!」のような一言を、遊びの合図として使うだけで十分です
どれも、ひらがなの練習と取り合いになりません。むしろ「言葉って楽しい」という気持ちは、ひらがなへの興味も一緒に育ててくれます。
あい子供英会話では、未就学児は10分・小学生以上は20分のマンツーマンレッスンを、週3回〜週5回。英語を特別なイベントではなく、歯みがきと同じ「毎日の当たり前」にする設計です。テストはしません。毎月トレーニングを受けた講師と、日本人の教育プランナーがレッスン外で毎月進捗を見守り、ご家庭に合った進め方を一緒に考えます。
「ひらがなもまだなのに」は、ブレーキをかける理由ではなく、音の黄金期の真っ最中というサインでした。まずは10分の無料体験で、お子さんの耳が英語の音にどう反応するか、一緒に見てみませんか。公式LINEでは診断シートと言葉かけマニュアルもプレゼントしています。ひらがなも、英語も、どちらも急がず、どちらも諦めない——そんな子育てを、同じ母親として一緒にしていきましょう。
