英会話と英語学習の違い|小学校でやるべきは『話す英語』か『読む英語』か【完全解説】

公開日: 2026-03-18

「英会話と英語塾、どっちがいいんだろう」と通信教育のチラシを並べて悩む夜。

結論:小学生の間は『話す英語』が9割。読み書きは『話す』が育った後についてきます。

『英会話』と『英語学習』は別物

多くの保護者が混同していますが、この2つは性質が違います。

英会話とは

  • 『話す』『聞く』が中心
  • 言語を『使う』ことが目的
  • 体験的に習得する(運動神経に近い)
  • 小さい頃から始めるほど有利
  • 感覚的な習得
  • 右脳的な活動

英語学習とは

  • 『読む』『書く』が中心
  • 文法・単語を『理解する』ことが目的
  • 論理的に学習する(数学に近い)
  • 論理的思考が育った後の方が効率的
  • 分析的な習得
  • 左脳的な活動

『話す英語』vs『読む英語』比較表

項目 話す英語(英会話) 読む英語(英語塾)
最適な開始年齢 3〜10歳 10歳以降
習得方法 感覚的、体験的 論理的、分析的
必要な学力 不要 論理的思考力
大人になって役立つ 海外活躍、人間関係 受験、ビジネス文書
嫌いになりやすさ 低い(楽しい) 高い(暗記中心)

小学生は『英会話』を優先すべき

小学生は脳の言語回路がまだ柔軟。この時期は『話す英語』の吸収力が最大です。

逆に、小学生に文法プリントをやらせるのは、『話す英語』の吸収力を犠牲にして、低効率な学習をさせていることになります。

言語学が示す『臨界期仮説』

言語学の研究では、人間が新しい言語を母国語のように習得できる『臨界期』があります。

  • 0〜7歳:完全な臨界期。母国語並みの習得可能
  • 7〜13歳:第二臨界期。ネイティブに近い習得可能
  • 13歳以降:習得は可能だが『勉強』として進める

つまり、4〜10歳に『話す英語』に集中することが、子供の英語人生を大きく左右します。

『話す英語』が育つと、後から読み書きが伸びる

英語ネイティブの子供は、5〜6歳まで読み書きを学びません。代わりに、たくさん『話す』『聞く』。それから6〜7歳で読み書きを学ぶと、すでに『話せる英語』を文字に変換するだけなので、習得が速い。

日本でも同じ。小学校で『話す英語』を育てておけば、中学で『読み書き』を学んだとき、習得スピードが3倍違います。

『話す英語』が先の理由

① 音から文字への自然な流れ

人間は『音』を先に認識し、後から『文字』を学ぶ生き物。これに逆らって文字から学ばせると、効率が落ちます。

② 楽しさが続く

『話す』は楽しい、『書く』は退屈、と感じる子が多い。楽しさから始めると、英語が続きます。

③ 失敗のダメージが少ない

会話の間違いは流れていく。が、書きの間違いは記録に残り、子供にプレッシャーをかける。最初は会話で間違えてOKな環境が大切。

④ コミュニケーション能力が育つ

『話す』は人とのコミュニケーション。これが育つと、英語以外でも人間関係力が向上。

読み書きが必要になるタイミング

読み書きを意識するべきは:

  • 小学校高学年(10歳〜):徐々に読み始める
  • 中学校1年(12〜13歳):本格的に文法・読解
  • 高校(15歳〜):論理的に英語を構築

それまでは、フォニックスで『音から文字へ』の橋渡しをしておけば十分です。

『英語塾』に通わせる前に確認すべきこと

英語塾(読み書き中心)に通わせる前に、以下を確認してください:

  1. お子さまは英語を『話せる』状態か?
  2. 英会話の楽しさを既に知っているか?
  3. 英語が嫌いになっていないか?
  4. 論理的思考力(小5レベル)が育っているか?
  5. 受験などの明確な目的があるか?

これらが満たされていない状態で英語塾に入れると、文法と単語の暗記で英語嫌いになるリスクが高い。

『英会話』と『英語塾』を併用する場合

もし両方併用するなら、以下の比率が理想:

  • 小学校低学年:英会話100% / 英語塾0%
  • 小学校中学年:英会話80% / 英語塾20%
  • 小学校高学年:英会話60% / 英語塾40%
  • 中学生:英会話50% / 英語塾50%
  • 高校生:英会話30% / 英語塾70%(受験次第)

年齢が上がるにつれ、英語塾(読み書き)の比重を上げていくのが理想形。

『どちらかしか選べない』場合の判断

予算の関係で英会話か英語塾どちらかしか選べない場合:

英会話を選ぶべき子

  • 10歳以下
  • 英語を楽しんでほしい
  • 将来海外で活躍させたい
  • コミュニケーション力を育てたい

英語塾を選ぶべき子

  • 中学受験英語が必要
  • すでに英語塾で挫折経験あり、再挑戦
  • 論理的に学ぶことを好む
  • 英検準1級以上を目指す

『話す英語』を伸ばす家庭環境

家庭で『話す英語』を伸ばすコツ:

  • 毎日英語の音に触れる(30分以上)
  • 家族で英語の話題を共有
  • 英語のアニメ・映画を字幕なしで
  • 家族で英語のゲーム
  • 外国人観光客との会話機会を作る
  • オンライン英会話との連携

『話す英語』が伸びた子の中学校での変化

当教室で『話す英語』を3〜5年続けた子の、中学校での変化:

  • 中学英語の文法をスムーズに理解
  • リスニング・スピーキングで突出
  • 定期テストで上位
  • 英検3級〜準2級を中1で取得
  • 英語の授業を楽しむ

よくある質問FAQ

Q. 英会話だけで英検合格できる?

A. 5級は可能。3級以上はライティング・リーディング対策が必要。が、英会話の土台があれば、対策の効率が3倍に。

Q. 中学受験英語にはどっちが有利?

A. 中学受験英語は文法・読解中心なので、英語塾の方が直接的。が、長期的には英会話の土台があった子の方が中学以降伸びる。

Q. 文法を勉強しないと話せるようにならない?

A. 違います。子供は文法を意識せず、感覚的に話せるようになります。文法は中学校以降で十分。

当教室の方針

当教室は『英会話』に特化したオンラインスクール。週4回・1回20分のペースで、お子さまの『話す英語』を集中的に育てます。中学以降の読み書き学習も、ここで作った『話せる英語』の土台があれば圧倒的にスムーズになります。

固定講師、多読、日本人教育プランナーのサポート。これらすべてが『話す英語』を育てる仕組みです。

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