「ママ、もう英語やりたくない」
ある夜、レッスンが終わった後、6歳の息子が泣きながら言いました。
「もう英語やりたくない。つまんない。やめていい?」
胸が締めつけられました。
英語のレッスンを始めて1年。最初の半年はあんなに楽しそうだったのに、ここ数ヶ月、レッスンの前になると「今日やりたくない」と言うことが増えていました。でもなんとか毎日続けていた。それが、ついに「辞めたい」に変わった。
「辞めさせるべきか、続けさせるべきか」。これは英語教育で最も難しい判断の一つです。
「壁」にぶつかる時期は必ず来る
子供の英語学習には、いくつかの「壁」があります。
第1の壁:沈黙期(開始後1〜3ヶ月)
英語を聞いているけど話さない時期。これは多くの親御さんが経験済みでしょう。
第2の壁:マンネリ期(開始後6ヶ月〜1年)
最初の新鮮さが薄れ、レッスンが「日常」になる時期。「つまらない」と感じ始める。息子がぶつかったのはまさにここでした。
第3の壁:停滞期(開始後1年半〜2年)
ある程度話せるようになったけど、次のレベルになかなか上がれない。「自分は英語ができない」と思い込む。
どの壁も正常な成長の過程です。壁にぶつかること自体が、成長している証拠なのです。
私が息子にした3つのこと
①:まず、気持ちを受け止めた
「やりたくない気持ち、分かるよ」。否定も説得もせず、まず共感しました。「でも続けなきゃダメでしょ」と言いたい気持ちをぐっとこらえて。
子供が「辞めたい」と言うとき、本当に辞めたいのか、それとも「今の気持ちを分かってほしい」のかは別です。多くの場合、気持ちを受け止めてもらえるだけで、子供は少し落ち着きます。
②:レッスンの「形」を変えた
毎日同じ時間に、同じ先生で、同じ形式のレッスン。これがマンネリの原因でした。
先生に相談して、レッスンの内容を変えてもらいました。息子が好きなポケモンの話を英語でする日、クイズ大会の日、絵を描きながら英語で説明する日。「毎日同じ」から「毎日違う」に変えたことで、息子の目が変わりました。
もし先生の変更が難しければ、レッスンの時間帯を変えるだけでも気分転換になります。夕方のレッスンを朝に変える、平日を週末に変える。小さな変化が、大きな効果を生むことがあります。
③:「お休み期間」を設けた
思い切って、1週間レッスンをお休みしました。「1週間休んで、またやりたくなったら再開しよう」と息子に言いました。
結果、3日目に息子が言いました。「ママ、先生に会いたい。レッスンやりたい」。
離れることで、「当たり前」の存在のありがたみに気づくことがあります。完全にやめるのではなく、「お休み」にすることで、再開のハードルを下げました。
続けた先に待っていたもの
あの「辞めたい」事件から半年後。
息子は小学校の英語の授業で、クラスメイトに教える側になっていました。「○○くんって英語すごいね!」と友達に言われて嬉しそうにしている姿を、先生から聞きました。
さらにその3ヶ月後、英検5級に合格。合格証を手にした息子は言いました。
「ママ、英語やめなくてよかった」
あの夜泣いた息子が、自分の口からこの言葉を言ってくれた。私のほうが泣きました。
「辞めたい」と言われたときの判断基準
すべてのケースで「続けるべき」とは言いません。判断基準をお伝えします。
続けたほうがいいケース:
- レッスン自体は嫌がっていないが、「飽きた」「つまらない」と言う → マンネリが原因。環境を変えれば解決する可能性大
- 特定の先生や内容が嫌 → 先生や内容を変えれば解決する可能性大
- 他のことが忙しくて疲れている → スケジュール調整で解決
休む・辞めることを検討すべきケース:
- レッスンの前に体調が悪くなる(ストレス反応)
- 英語だけでなく、他のことにも無気力になっている
- 親が続けさせることにストレスを感じている
迷ったときは、一人で抱え込まず相談してください。
当教室では、英語教育への想いを共感していただける保護者様とお子様とのご縁を大切にしています。
「うちの子に合うかも」と感じていただけましたら、まずはお気軽にご連絡ください。
無料体験授業でお会いできることを楽しみにしています。