英語教育は親のエゴ?それとも未来への投資?
2025-04-01

2025-04-01

英語教育は親のエゴ?それとも未来への投資?

1. はじめに

「英語をやらせようと思うのは親のエゴでしょうか?」

オンライン英会話を導入してもうまくいかないとき、保護者の方からこの質問を何度も受けてきました。

私は、オンライン英会話スクールを10年以上運営し、多くの親子と向き合ってきました。その経験から言えるのは、英語を学ぶことは「親のエゴ」ではなく「生きる力をつける手段」だということです。

ただ、うまくいかなくて心を砕かれているお母様方が疲弊される気持ちも、痛いほどよく分かります。

ある日、あるお母さんが深く悩みながら相談に来ました。

「英語ができるようになってほしいけど、子どもが嫌がるんです…。やっぱり、私が無理にやらせようとしているだけなのかな…?」

私はこう答えました。

「それはエゴではありません。英語は、子どもたちが未来を切り開くための大切な道具です。でも、その道具をどう手渡すかが大事なんです。」

2. 親の期待と子どもの学び

英語学習がうまくいかないとき、親の期待と子どもの学びが噛み合わないことがあります。

「英語をやらせる」ことと、「英語ができるようになりたい」と思うことの間には、大きな差があります。

私が見てきた中で、最初は英語が苦手で泣いていた子が、ある日、海外の先生と笑顔で話せるようになった瞬間を何度も目にしてきました。

ある子は、好きなアニメのセリフを英語で覚えたことをきっかけに、「もっと英語を知りたい!」と自ら勉強するようになりました。

きっかけは人それぞれ。でも、その「気づきの瞬間」を作ることが親の役割なのだと思います。

 

3. 英語学習の重要性

私自身、海外で生活をし、日本の中だけでは得られない多くの経験をしました。

英語ができることで得られる情報量、出会う人の幅、仕事の選択肢…すべてが広がります。

「でも、それは優秀な子の話でしょ?」

そう思われるかもしれません。でも違います。

私は、海外で「みんながやっていないことをやるだけで、みんなが知らないことを取り入れるだけで」成功する人たちをたくさん見てきました。

たとえば、日本の普通の美容師さんがアジア人の間で半年先まで予約が埋まるほどの人気だったり、普通のお寿司屋がニューヨークで大繁盛していたり…。私は帰国後、アメリカのラルフローレンの名入れサービスを代行するネットショップを立ち上げました。

アメリカの会社とやりとりをして送るだけのシンプルな仕事でしたが、毎日のように注文が入り、育児をしながらでも十分に生活できるほどの仕事になってしまったのです。

この経験から確信しました。

「英語ができるだけで、みんなと違うことをするだけで、
人生の選択肢が大きく広がる。」

 

4. どうやって学習意欲につなげるか

では、英語を「やらせる」のではなく、「やりたい」と思わせるにはどうすればいいのでしょうか?

私が見てきた成功例から、以下のような方法が有効でした。

  • 実用的な場面を作る: 「英語が話せたら何ができるのか?」を体験させることが大切です。
  • 例えば、オンラインゲームで海外の友達を作る、好きな外国のアニメを字幕なしで観る、旅行先で実際に使ってみるなど。
  • ゲーム感覚で学ぶ: 子どもは楽しくなければ続きません。
  • 英語のレッスンをクイズやゲーム形式にしたり、興味のあるトピックで会話するなど、「遊び」の中で英語を学ぶ工夫が必要です。
  • 目標を設定する: 短期的な目標を設定すると、達成感を得やすく、継続につながります。
  • 例えば、「英語で自己紹介できるようになる」「好きなゲームのセリフを英語で言えるようになる」など。
  • 親が一緒に学ぶ姿勢を見せる: 子どもは親の姿を見て育ちます。
  • 親が英語を学び続けたり、英語の本を読んだりすることで、「英語は特別なものではなく、当たり前に学ぶもの」だと感じるようになります。

5. まとめ

親が子どもに英語を学ばせることは、エゴではありません。

それは、子どもの未来の可能性を広げるための大切な投資です。

しかし、無理にやらせるだけでは意味がありません。

大切なのは、「子どもが自ら学びたいと思える環境」をどう作るか。
学ぶことが楽しいと思える瞬間を増やすことです。

オンライン英会話を続けるうちに、ある日突然、子どもが「先生と英語で話せた!」と目を輝かせる瞬間があります。その瞬間が、「やらされる英語」から「自分の言葉としての英語」に変わる時です。

英語は、ただの勉強ではなく、人生を切り開くための道具です。

その道具をどう活かすかは、子どもたち次第。でも、その道を示すのは、私たち大人の役割だと思っています。

親の関与が「支援」となるように、一緒に考えていきましょう。
いつでもご相談ください。

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