20代後半、夫の駐在でアメリカに渡った日から、私の世界は急に狭くなった。スーパーのレジで何を聞かれても固まる、近所の人と挨拶もできない。気づけば、家から一歩も出られなくなっていた。
あの引きこもりの日々がなければ、このスクールは生まれていません。
引きこもりから抜け出した『きっかけ』
毎日泣きながら過ごしていたアメリカでの日々。あれは、20代後半の私の人生で、一番辛い時期でした。
でも、ある日、転機が訪れました。
近所の子供が、私の家の前で遊んでいた時、ボールが庭に入ってきたのです。「Sorry!」と言って取りに来た男の子に、私はとっさに「It’s OK」とだけ答えました。
その子が「Thank you!」と言って笑ってくれた瞬間、私の中で何かが弾けました。『英語って、こんなに簡単な言葉でも、心が通じるんだ』と。
私の英語勉強の始まり
その日から、私は英語を勉強することを決意しました。
でも、教科書を開いても、頭に入りません。中学・高校で習った英語は、全部『テストの英語』で、生きた英語じゃなかった。
そこで私は、近所の子供たちと話すことを始めました。アメリカの近所の子供たちは、知らない大人にも気軽に話しかけてくれる文化があって、たくさん助けられました。
子供たちの英語は、シンプルで、感情がこもっていて、教科書とは全く違いました。『英語って、こうやって生きた言葉として使うんだ』と、初めて理解できました。
『英語が話せない苦しみ』を、子供に味わわせたくない
3年後、私は英語で日常会話ができるようになっていました。でも、その3年は本当に辛かった。引きこもりの日々、無力感、自分への失望。
日本に帰国した時、私は1つの決意をしました。
『私の子供には、こんな思いを絶対にさせない』
そして、こうも思いました:『日本の子供たち全員に、英語を話せる選択肢を持たせてあげたい』
これが、当スクール『あい子供英会話』の出発点です。
『楽しい英語』ではなく『生きた英語』を
当スクールを立ち上げる時、決めていたのは、『テストのための英語』『お遊戯としての英語』ではなく、『生きた英語』を教えるスクールにすること。
子供たちが、いつか海外で出会った人と心を通わせられる。そんな英語力を、小さな頃から育てたい。
そのために、私が決めたのは:
- 週4回・1回20分の高頻度レッスン(記憶定着を最優先)
- 講師を固定し、信頼関係の中で英語を学ぶ
- 保護者さまと密につながって、家庭でも英語を支える
これらは全て、私自身がアメリカで体験した『引きこもりの日々』への、答えなのです。
明日も、私は子供たちと英語で話します
毎日のレッスンで、子供たちが少しずつ、英語の世界を広げていく姿を見ます。
その姿を見るたびに、20代の私が泣きながら祈った『日本の子供たちに、英語を話せる選択肢を』という願いが、少しずつ叶っていることを実感します。