先生が去りました。数十人の生徒を残したまま。
私は、1か月以上、眠ることができませんでした。
脳の奥がズキズキして、心もズキズキして、誰とも関わりたくない。怒りとも悲しみともつかない感情が、ずっと続いていました。
自分を責めた
信じてついてきてくれた生徒の気持ち。我慢させてしまっている娘たちの気持ち。土日も休まず仕事をしている夫の気持ち。
「私は、どれだけ人に迷惑をかければ気が済むんだろう」
そもそも私はふつうの主婦だった。人のためにと思ってやったことで、こんなに嫌な思いをするなら、無理してやらなくていい。本気でそう思いました。
1か月、解決策を考えて。なにもできなかったら、皆さんに頭を下げよう。そう腹をくくりました。
「待っています。いつまでも、待っています」
閉鎖をお知らせして数週間後、保護者の方が一人、また一人と、連絡をくださいました。
「オンライン英会話を探したけれど、いいところが見つかりませんでした。愛子さん、なんとか立て直してもらえませんか? 待ちます。いつまでも、待っています。お願いします」
その言葉を読んで、泣きました。頭を下げにきてくださったお母さんたちの顔しか、頭にありませんでした。
「笑い飛ばしてくれた」友人
8年来の友人、ジョイに「もうなんともならない、助けて」と連絡しました。彼女は友人のセスを連れてきてくれました。
「いいのよいいのよ!経験のある英会話教室はやりがいがあるわ。いいチャンスをありがとう!」
ジョイも言いました。「先生が燃え尽きたのは、正直わかる。でも、やり方を変えなきゃね」
閉鎖通知から、1か月と少し。スクールは復活しました。