子供の英語の「間違い」を訂正してはいけない理由——エラーは成長のサイン

公開日: 2026-04-12

「mom, I goed to the park!」

お子さんがこんな英語を話したとき、あなたはどうしますか?「goed じゃなくて went だよ」と直してあげたくなりますよね。でも、ちょっと待ってください。

その「エラー」は成長の証しです

言語習得の研究では、「goed」のような間違いは子供が文法のルールを自分で発見し始めたサインと考えます。

なぜか分かりますか?「goed」は「go+ed(過去形の意味)」を自分で組み合わせた言葉です。「動詞の過去形は-edをつければいい」というルールを、誰にも教えてもらわずに自分で発見したということ。これはとても高度な言語の発達です。

「went」を丸暗記していた子供は、こういう間違いをしません。でも「goed」を言える子供は、文法ルールを理解して応用しようとしています。どちらが深い学びでしょうか?

これを言語習得の研究では「過剰一般化(Over-generalization)」または「U字型発達」と呼びます。一度「went」を知っていた子が、文法ルールを発見した後に「goed」と言い始め、そして最終的に「went」という不規則形に戻っていく——この「U字型」の発達は正常なプロセスです。

直接訂正が「英語嫌い」を生む

研究では、言語習得期の子供に対して直接的なエラー訂正をしても効果は低く、むしろ「英語は間違えると怖い」という感情を作りやすいことが示されています。

「情意フィルター仮説」(言語学者クラッシェンが提唱)では、不安・恥ずかしさ・恐怖心が強いと、英語のインプットが脳に定着しにくくなると説明しています。つまり、訂正されるストレスが高ければ高いほど、英語の吸収効率が落ちる可能性があるのです。

子供が何かを言おうとして、すぐ「違うよ、〇〇でしょ」と言われ続けると、だんだん口を開くのが怖くなります。発話量が減ると、練習量も減り、上達も遅くなる——という悪循環が生まれます。

英語が「怖くて話せない」という状態になってしまうと、修正するのには相当な時間がかかります。幼少期に「英語で話すのは楽しい・間違えても大丈夫」という感覚を守ることが最優先です。

では、どう関わればいいの?

答えは「自然な形で正しい英語を返す」です。

「I goed to the park!」と言われたら、「Oh, you went to the park! That sounds fun!(そっか、公園に行ったんだね!楽しそう!)」と自然に返す。訂正するのではなく、正しい形を会話の中に混ぜ込む。これを言語習得の研究では「リキャスト(Recast)」と言います。

子供はこれを聞いて「あ、went って言うんだ」と頭の中でこっそり修正します。恥ずかしくないし、怖くない。でもちゃんと正しい英語が耳に入る——これが最も自然な学習方法です。

家庭でも同じアプローチが使えます。お子さんが「I am want water」と言ったとき、「You want water? OK, here you go!(水が飲みたいの?はいどうぞ!)」と正しい形で自然に返す。わざわざ訂正しなくても、正しい英語を聞かせることができます。

「いい間違い」と「気になる間違い」の違い

すべての間違いをスルーしていいわけではありません。発音の問題(例えば「v」と「b」の混乱)は、早めに正しい音を体に入れた方がいい場合があります。

でも、文法の間違いや表現の間違いの多くは、インプットを増やしていく中で自然に修正されていきます。大人が手を出さなくても、十分な英語の音声に触れ続けることで、脳は少しずつ正しいパターンを学習します。

あい子供英会話の先生の関わり方

あい子供英会話では、子供の「試みる気持ち」を最大限に大切にしています。間違えても笑顔で待てる。「Great try! Another way to say that is…」と挑戦を称えながら自然に正しい英語へ導く。

子供が「英語で話していいんだ」「間違えても大丈夫なんだ」という安心感を持てる環境は、発話量を増やし、習得を加速させます。先生との安全な関係の中で英語を使い続けることが、長期的な英語力の土台になります。

この考え方に共感してくださった保護者様と一緒に、お子様を伴走したいと思っています。無料体験&相談を実施していますので、まずはお気軽にお声がけください。

よくあるご質問

Q:間違いをずっと放置しても自然に直りますか?
A:文法の間違いの多くは、インプット量が増えるにつれて自然に修正されます。ただし発音に関しては、早めに正しい音を体に入れることが大切です。レッスンの中で先生が「リキャスト」を通じて正しい音に導いていきます。

Q:日本語の間違いも直さない方がいいですか?
A:基本的な考え方は同じです。ただし日本語は学校で体系的に学ぶ機会があるので、英語ほど気にしすぎる必要はありません。「直さず正しい形を聞かせる」アプローチはどちらの言語にも有効です。

Q:子供が同じ間違いを何度も繰り返しています。さすがに直した方がいいですか?
A:繰り返す間違いには、インプットを増やすことと、楽しいゲームや歌の中で正しい形に繰り返し触れさせることが有効です。直接の訂正よりも「正しい形をたくさん聞かせる」方が、長い目で見て効果的です。

当教室では、英語教育への想いを共感していただける保護者様とお子様とのご縁を大切にしています。
「うちの子に合うかも」と感じていただけましたら、まずはお気軽にご連絡ください。
無料体験授業でお会いできることを楽しみにしています。

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