高学年ぐらいから辞書を使ってレッスンに臨んでみよう~自立化への橋渡し~
2023-11-20

2023-11-20

高学年ぐらいから辞書を使ってレッスンに臨んでみよう~自立化への橋渡し~

※この記事は過去に投稿された記事の再投稿になります。
(2023年11月にAmebaブログから当サイトにブログを移行しました) 

最近温かくて過ごしやすいですが、コロナが増えて外出ができなくて
ストレスが溜まりますね。
今回のお題ですが、自主性を育てるには?ということを書きたいと思います。
その前に文法勉強についてのことに触れさせてください。

この問題に関して何度もブログに書いていますが、継続的に質問があります。
お母さまから頻繁に相談を受けます。話せないので、文法勉強やらせたほうがいいでしょうか?
話すことに関していうと、文法勉強に集中的に特化させる必要はありません。
テキストに文法は入ってます。

知識としての文法(中学で習う内容)は私は低学年のうちからやっても
単なる資格を取るためにしかならないので、嫌いになる方のリスクを心配します。
実際は学んだ文法を使って流暢に話すと言うことは絶対にできないので、
親の自信にはなるかもしれませんが、(ここが一番気になります)
本人の自分は会話ができるという自信にはつながりません。

話すことは筋トレなのです。とにかく自分でしゃべって練習することの方が大事。
文法を勉強に集中しても覚えることが勝ってしまい、使いこなせないです。
話すことは毎日練習していかなければならないものです。

ピアノでも譜読みの練習を沢山すれば、早く曲が弾けるようになりますか?
ということと一緒です。楽譜が読めても指が動かなくちゃ弾けません。
次は指の練習している間に、譜読みができていたこともできなくなっていきます。
脳に指令をだして、手が動くようにすることが大事です。

それは毎日の訓練によって培うものです。

英語の脳の指令を出して、それが口にでるようになるためには
毎日の訓練が必要なのです。

語彙を増やしていくのは、知識じゃないです。
具体的に例を出すと、うちの娘は英検2級までとりましたが
先生と喋っている間に、ママ、じゃがいもってなんていうの?とまさかの質問をしてきます。
ちょっと考えれば分かる筈なのですが、会話の途中に咄嗟に出てこないんです。

脳は自分が試験前で暗記したものではなく、
何回自分がしゃべったかで記憶していくんです。
いくら暗記しても使わなければ忘れます。
何回も引き出しから出して実際に使う必要があるのです。

私は、ですから、会話を伸ばすために必要なものは何かということを考えて
文法勉強ではなく、多読は効果があるため取り入れています。

高学年になってきたら、先生の言っていることは理解できるようになり
自分でコミュニケーションが取れるようなるので
辞書を渡してください。
分からなれば
「What do you mean?」
「May I know the speling?」
と聞いて、自分で調べて会話ができるように促しましょう。

最終的に何が伸びるかということですが
自分が自主的にやったことは早く身につきます。

ここで誤解を受けそうなので、再度記載します。それでは文法を自分からやりたいと言ったから
身につくのではないか、ということは違います。会話は実際に話して使う筋トレが必要なのです。
帰国子女や英語がある程度できるようになった子の伸び悩みは、同じ単語でしか会話しないので、
プロに指摘してもらいながら、実際に使って増やしていかないといけないのです。
単語や文法の知識を暗記で増やすことではないですよ~

個人差がありますが、早くて大体10歳から段々自主性が育っていきます。
難関中学の入学式に「お母さんと離れるようにご家庭で気を付けてください」
と説明されていました。頭が良い子でもできない子の方が大半なので
中学に入ってもまだできないといっても、落ち込む必要はありません。

自立化のタイミングはバラバラなのですが
親と一緒に楽しむいうところから自分で考えて答えを出すという思考ができるように育てるまでの
その橋渡しをどうやってしていくかを私たちは悩まれると思います。

しかしながらレッスンを完全放置にしてはいけません。目をかける。ピンチの時は助けますが、
ギリギリまで見守るということを少しずつ増やしていかなければいけません。

そこで辞書を使わせることはとても効果があると考えています。
親が横で教えたものより、自分で会話中に何回も調べて使ったものの方が
覚えていきます。
先生は待ってくれますので、恥ずかしがらずに使わせてください。

私のおススメとしては、シャープの中学生用のブレインです。
カシオも低学年用、高学年用と2つ買いましたが、実際使えませんでした。

カシオの電子辞書はうちの教室の子には合わないと思っています。単語が載っていないのです。
調べたい単語はのっていないので、4年生くらいから中学生用のブレインを購入することをお勧めします。
辞書は親世代のおなじみのジーニアスが入っているので、大学生まで英語に関していうと使えます。

更にブレインは、
分からない単語にハイライトをつけ、更にその単語を調べることができますので
分からないことを自分で解決できます。

また、漢字の書き順動画があります。
書き順は大切です。書き順が違うとはねやはらいができなくなってしまいます。
それも親がチェックするのではなく、自分で確認することができます。

最終的には自主学習ができる子にさせていかないといけませんが
それを助けるための良い辞書だと思います。

すぐに使えなくても大丈夫です。使う習慣を徐々に身に着けされればよいものだと考えています。

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