子どもにどんな習い事をさせたらいいの?
2023-11-14

2023-11-14

子どもにどんな習い事をさせたらいいの?

※この記事は過去に投稿された記事の再投稿になります。
(2023年11月にAmebaブログから当サイトにブログを移行しました) 

こんにちは。

今回は、未就学児や低学年のお子様を持つ保護者様向けに書かせていただきたいと思います。

今日の小6の子どもとお友達との会話。「なんで習い事をやるのかについての疑問を話し合った」そうです。
「将来の夢に直結する習い事なら分かる、そうじゃないものはどうしてやっているの?」

その子は男の子と一緒にスポーツのクラブチームに小さい頃から入っていました。しかし高学年になって体格差も出て
男の子たちとも話題も合わなくなってしまって楽しめなくなってしまったとのこと、自分はなぜ続けているのかを疑問に思ったようです。
「将来に直結しなくてもいいんじゃない?楽しいから習うんだと思う。もしくは自分の将来のためにいるかもしれないなとと思うのとか」
「・・・そっか!なんだ、そんなことか!」
小さい頃からやってきたものは、なぜ自分がそれをしているのか分からなくなることもあるようです。

思春期真っ盛りの子どもたち、ふとしたことに立ち止まっては考え、また自分の意思で進んで行きます。それでいいんです。


もし、自分は違うな、と思ったら子どもは思春期以降反抗します。その都度話し合っていけばいいと思います。
しかし、危険なのが、最近の子どもに多い、「親の望むことが自分の幸せ」と思い込んでしまっている子です。
その子が親の望む通りになんとなく成果を出していたら、そのまま大人になっていきます。

どこかで壁にぶつかり、思い通りの人生が送れなくなるまで続きます。

怖いのが社会人になってから、いい大人になってから心を病んでしまいます。
 

そこで私たち親は考えなければなりません。
できることなら未就学児や小学校低学年の時に考えて頂きたいです。

いい中学、高校に「とりあえず」入れば親は満足でしょうか。
いい大学に「とりあえず」入れば親は満足でしょうか。
いい企業に「とりあえず」入れば親は満足でしょうか。
よさそうな人と「とりあえず」結婚できれば親は満足でしょうか。
人生は今100年あると言われています。
例えば就職がゴールだとしたら、たったその5分の1です。
 

子どもは何も分からないから「レール」を敷いてあげることが親の役目でしょうか。


でも、子どもの幸せは子供にしか分かりません。
画一的なレールは日本においてはもうありません。
いい大学へ行けばいい就職、いい人生なんかもう待っていません。
いい結婚をすれば、いい生活なんてどこにも待っていません。
 

なのに私たち親は焦り、そして近視眼的になり、いろんな習い事を毎日のようにさせる。

今の社会は情報が溢れすぎています。どれも必要なことのように思うのです。

その弊害は、なんと「すべてそこそこできる子」にはならず、「自分で考えれない子」です。

何故なら、日々の生活が時間に追われてしまうからです。

子どもが自分で考えて計画や行動をする前に、今日の子どものタスクを終わらせることに親が集中してしまうのです。

そして、自分で考えて失敗する経験をなくして成長していきます。
 

でも、私たち親は、取り合えず、目下の受験が終わればいい?受験が終わったら自ら考えさせればいい?
大人になって本当に必要なのは、自分で考えて決めていける子どもです。
自分のことをよく知っていることも大事です。


でも考えさせずにやらせても、短期的に成功してしまうこともあります。その成功がテストでの高得点であったりすると。

しかし、大きくなってから経験する挫折は取り返しがつかないことになっているケースが多いです。

失敗は早ければ早い方がいい。そして早いうちに何度もした方がいい。自分で考えるから。

親は短期的な成功をさせることではなく、長期的な成長を見守らなければなりません。

今できなくてもいい、いつかできれば。
そうできる親は真の意味で自分に自信のある親なのです。

では、子どもに考えさせるだけの時間と余力を残しつつ、
どんな習い事をしたらいいのかということですが、

もちろん、子どもが興味があることをやったらいいのですが、
子どもの好奇心は沢山あり、意外になんでも楽しい、やってみたいというものです。
幼少期の場合は、私は「親である自分自身もそれを学ぶことに興味があること」であることが大事だと思っています。

何事もそこそこできるようになるためには、たった数年では身につきません。

そして、子どもが興味があるから、という理由で習い事を始めても、小学校2年生くらいまでは、子どもの気分で振り回されます。
今日のレッスンはグダグダだったなと思ってしまう日もしょっちゅうです。
その状態を根気よく見守れるのは、親や子の時間的余裕の他にも、
親がそれに興味がなければ、うまくいかない日々は苦痛でしかありません。


ですので、私の教室では低学年までは「子供が楽しいかどうか」にひたすら注力をします。

子どもに楽しめる環境を整えれるかどうかが、非常に大事なのです。

育児サークルのように保護者様も楽しんでください、と私は言います。
そして、「親と一緒に楽しんだ経験」を子どもは無条件に楽しいとか、心地よいと思い、大人になっていきます。
小さい時に夢中になったことは、子どもは大きくなっても1人で続けます。
 

そして、子どもが失敗しても、認めてあげられる親になってください。

子どもがうまくできなくて叱る親は、ダメな親である自分を(ダメな親だと思い込んでしまっている自分を)責めているのです。

そして親はいずれ悟ります。叱っても改善されないことを。

親は一緒に楽しむことを心掛けましょう。
そして、親自身が、焦らず心の余裕を持ちましょう。
20代までは、寝なかったり、無理しても生活に支障はなかったと思いますが

30代以降は、自分で計画的に精神的や肉体的にも落ち着く時間を敢えて作っていけるとよいと思います。

子どもができるようになっていくことを楽しみにするのです。

成長の過程を楽しむことが大事で、成長の短期的結果を期待すると子どもは潰れます。



英会話のことを少し書くと、「英会話」が楽しいと思ったことは私はないです。

会話は、日常コミニュケーションの手段であって、会話ができるようになると心が通じて楽しくなるものですよね。
時間がどうしてもかかるということを私たち親は肝に銘じないといけません。そのうえで子どもの成長を楽しむ。
 

今の時期は、海外に行くこともできませんでしたし、日本にも外国人がおらず、
子どもはゲームや学校のお友達など、楽しいことがたくさんあるので、興味自体沸かないです。

それが普通のことです。

思春期まではママやパパと先生と英語を使って遊ぶことを単純に楽しんでください。

時間があるときに家でも英語の本を沢山読んでください。親が読みたくなければ、絵本の絵を見てあげて対話を楽しんでください。
(教室ではOP BOOK3まで進んでいる子は幼稚園からでも多読を始めてしてください)

英検は覚えさせる、のではなく、理屈なく解けるものなのです。

覚えさせると嫌いになります。


お休みの日は、子どもが主役の洋画を観るのもよいです。幼稚園のころはミッキーマウスクラブハウスでもよいでしょう。
英語訳を設定から出しながら。楽しめる環境を整えてあげましょう。


親の役目は、子どもに管理の仕方を教え、学んでいくことを楽しめる環境を整えることです。

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