2023-11-03
※この記事は過去に投稿された記事の再投稿になります。
(2023年11月にAmebaブログから当サイトにブログを移行しました)
早いもので、オンライン英会話教室を立ち上げて、11年目になりました。
子どもも大きくなり、現在は自分たちで勉強しています。
最近はインスタやツイッターで、私自身は探していないのですが
おすすめ投稿で、とんでもなく高進度の幼児の動画が上がってきます。
それを見る度に私はとてももやもやしてしまいます。
どの分野にも何万人の1人の天才はいると思う。それは否定しない。
だけど、ほとんどの投稿から伝わってくるのは、
親の自己承認欲求を満たすためのマスコットなのではないかなという疑問。
子どもの顔は笑ってない。
作られた笑顔ばかり。
私はHSP傾向があり、他者の気持ちに自分が疲れてしまうほど敏感です。
親の無価値観を心で感じてしまい、胸が締め付けられます。
逆に天才だったら、才能が機を熟して開花するために周囲は「守り」の体制になるのではないかなと思うんですよね。
10年近く前、半アイドル化してテレビにひっぱりだこの小学生ピアニストの牛田君に、中村ひろ子先生は、
「あなたはアイドルになりたいの?それとも音楽家になりたいの?
音楽家になりたければ、今すぐメディアから姿を消して、音楽と向き合いなさい」
といったそうです。
そういうことになると思うのです。
本当に大事なのは思春期以降です。
自分の意思で人生を選び物事と向き合っていく時期です。
どうやって自分の意思で人生を選び物事を向き合っていくのか。
それは、矛盾しているかもしれませんが、小さい頃の親との楽しかった思い出だと思うのです。
それをなぞって子どもたちは生きていきます。
手放しに楽しいことをなぞるわけではありません。
自分がちょっと自分の周りより得意だなあと、自信が持てるなあと思い、
且つ、親との楽しかった思い出が人生に影響することが多いのです。
親が応援してきてくれたこと。一緒に取り組んできてくれたこと。
そこに母親の狂気は実は必要ないと思うんです。
小さいうちに高進度であれば、その後も順風満帆?
いいえ全く違います。
自分の周りよりちょっと自分が得意だなあと思った子達が
自分の意思でそれを選び、極めていきます。
疲弊しながら続けてきた子と、楽しさを見出して向き合っている子と
どちらが伸びるでしょうか。
思春期以降、逆転現象は簡単に起こってしまいます。
親の承認欲求を満たしたいのなら、小さいうちの極端な高進度は我慢したほうがいいのです。
もっとやりたいな、くらいで留めておくのが一番モチベーションが続きます。
(本人が興味を持って進められるなら問題ないですが)
英語で言うと、日本語を放棄して英語に斜塔してしまう。
将来絶対に海外の学校に行かせる、日本人として育てないと決めているなら
日本語の遅れやアイデンティティが日本人としてでなくても
生きていけるかもしれません。
でも、少しでも日本で生きていく可能性があるのならば、
親が自ら道を狭めてしまうことになります。
日本の大学受験も大事です。
極端な高進度というのは、他を犠牲にしていることが多いのです。
本人がやりたくてやりたくて仕方がないならよいですが、
親が仕向けていくというのは少し違うと思います。
親が焦るあまり、短期的な成果ばかりを求めない。
育児は母親の少しの余裕が、私は大事だと思います。
教室では共感して一緒に頑張ってくださる保護者様、生徒様を探しております。
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