2024-12-30
長女が3歳だったとき、私は子どもに合う英語教室を探していました。しかし、どれもピンとこず、ある日思い切ってフィリピンへ遊びに行くことにしました。その旅先で、いろいろなことを先生たちと語り合いました。
“生徒を伸ばすシステムがない英語教室って、本当に意味があるの?” — そんな疑問を抱えていたのです。当時の沢山始まりつつあったオンライン英会話教室は、ただお金を取るだけで、経営者のメインビジネスではなく、あくまで小銭稼ぎのサービスのように感じられました。そんな状況に不満を抱き、本当に子どもの英語力を伸ばす教室を作りたいと思い立ちました。そうして、私たちは“いっちょやったるか!”という気持ちで教室を立ち上げたのです。
振り返れば、その考えは当然のようにも思えます。私の想いに共感してくれる先生たちがたくさん集まり、教室を支えてくれるようになりました。先生たちに主導権を渡すことで、彼らはやる気を持ち、真剣に教えてくれます。そして、生徒さんや保護者の皆さんもまた、私と同じように英語教室選びに困っており、共感してくださる方々が多いことに気づきました。
教室を始めた頃、私は20代の貯金を切り崩して運営していました。広告宣伝費をかける余裕もなく、ネットで見つけてもらうことは正直難しい状況でした。(今でもそうだと思いますが)それでも、私の教室を見つけてくださった方々は、私と同じ悩みを抱えている方が多く、本当に感謝しています。
実際に教室を開始した当初、夫は猛烈社員で、平日は夜中に帰宅し、土日も会社関係の行事でほぼ不在。私は3歳と0歳の子どもを抱えながら、1人で教室を立ち上げました。その経験は“大変”という言葉では表しきれないものでした。
“私がやらなきゃ、頑張らなきゃ”と自分を奮い立たせすぎた結果、全く眠れなくなり、精神科に通う日々が続きました。躁病と診断され、薬を飲みながらの教室運営。それでも日本で生きていく以上、盤石な計算力と国語力、そして英語や芸術としての特技、基礎的な体力を子どもたちには身につけてほしいと思い、必死に教室を続けました。
あの頃の記憶は忙しすぎて正直あまりありません。ただ、死に物狂いで子どもたちの伴走をしながら教室を運営してきたことは間違いありません。そして今、当時の努力が少しずつ実を結びつつあります。
広告に頼らず、共感を通じて広がる教室。このスタイルが良いかどうかはわかりませんが、私にとっては最善の方法でした。3歳だった子供はもうすぐ高校生です。あの時先生たちと楽しんだ経験が今の英語学習のモチベーションの糧となっています。
先生たちがこの間も「教室の理念は本当にいいよね。信念は大事にしたいよね。単なるお金儲けだけの仕事って飽きるし、自分も使い捨てだし重要感ないよね。でも私たちは子供たち、保護者のために今ここにいる。確かに他の教室にはない仕事が多くて大変だけど、気に入ってるのよ。お母さんたちとコミニュケーションとれるでしょ」と言っていました。ありがとう。
私の教室が少しでも誰かのお役に立てることを願っています。
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