子どもが英語を嫌がるのは普通?やる気が見えない時に親ができること
2025-06-20

2025-06-20

子どもが英語を嫌がるのは普通?やる気が見えない時に親ができること

こんにちは。

子ども向けオンライン英会話教室を運営している福山といいます。

先日、ある未就学児のお母さんから

「娘が全然やる気を見せないんです…他の子はどうなんですか?」

とご相談をいただいたときのこと。

今の時代は個人情報保護法が厳しくなり、他の生徒のレッスンを見学するような機会は教室規則にも記載されておらず、簡単にお願いできるものではありません。

確かにマンツーマンだと他の子の様子が見えにくく、「うちの子はどうなのか」の基準がわかりづらいのは、よくわかります。

思い出したのは、5歳になったばかりの次女とのはじめての英語レッスン。

英語なんてやりたくない!と叫び、逃げ回り、Zoomにも座らない。

私は後ろからそっと抱きしめ、「だいじょうぶ、一緒にやろうよ!楽しいよ」と声をかけながら、10分間を笑いに変えるために必死でレッスンに参加していました。

その時の私の顔は、涙と笑顔のあいだのような表情だったと思います。

でも心の中では、「今日もまた泣かれるかも、逃げられるかも…」とビクビクしていました。

忍耐の日々に差した、ひとすじの光

当時、私は中学受験を見すえて幼稚園前から公文の国語や算数を始めていました。ピアノは年少から。

どちらも毎日やらないとすぐ忘れてしまい、どちらの先生も「戻すのが大変」と長期の休みを嫌がるタイプでした。

そんな経験があったからこそ、英語も「毎日が基本」だろうなと感じました。

でも英語は特に苦戦しました。公文やピアノより、圧倒的に触れている時間が少ないのです。

レッスン前にCDを一緒に聴き、プリントを用意し、ときにはお菓子をそっと置いて機嫌をとって…。

最初はすべて日本語で訳していました。「英語らしさ」よりも、「通じた!」という感動を大切にしたかったのです。

CDの音楽に合わせて踊ったり、キャラクターをカラーコピーしてストローにつけて人形劇にしたり。

やる気のない日に「やらせる」のではなく、「一緒に遊ぶ」でつないだ毎日でした。

でも子どもはすぐ飽きてしまう。だからこそ、また新しい工夫を考える。

一日一日がまるでミッションで、毎晩その日の反省と次の作戦を練っていました。

「ただの遊びじゃない、これは人生の準備運動だ」 そんな気持ちで、私は毎日、戦っていました。

娘と笑いながら、ときには泣きながら、それでも「絶対に逃げない」と決めていたのです。

週3から週5へ──積み上げたものを守るために

最初は週3回、1回10分のレッスンから始めました。

でも週末をはさむたびに、英語が遠のいていく感覚がありました。

たった2日空いただけで、記憶がゼロに戻るような…。せっかく積み上げたものが崩れてしまう。

それが悔しくて、思い切って週5回に変更しました。

毎日続けるのは想像以上に大変で、何度もくじけそうになりました。

でも、「絶対にあきらめたくない」その一心で続けました。

逃げていた子が、一人で立つようになるまで

そんな日々を重ねるうちに、小学1年になるころには一人でレッスンを受けるようになりました。

あのとき、後ろから抱えていたあの子が、自分の足で立っている。

「やらせた」ではなく、「一緒にがんばった」からこそ得られた時間でした。

やる気を育てるのは、親の笑顔とまなざし

「他の子はできているのに…」「うちの子だけ、やる気がなく見える」──そう思ってしまう瞬間、ありますよね。

でも私は信じています。やる気がないのではなく、**まだ“準備ができていない”だけ**なんです。

子どもに必要なのは、叱咤や詰め込みではなく、「一緒に笑える時間」。

そして、親が本気で楽しむ姿を見せること。

ただ横に座って見守るだけじゃなく、CDに合わせて一緒に踊って、爆笑して、一緒に失敗して、毎日奮闘してみせる。

親が本気で向き合っている姿は、必ず子どもに伝わります。

完璧である必要なんてない。「本気で一緒にいるよ」という温度が、子どもの心を動かしていくのだと思います。

“関わり方”がすべてだった

実際に私たちのスクールで「週3・週4・週5」でどれだけ伸びたかのアンケートをとったことがあります。

確かに、週3回でもしっかり力をつけているお子さんはたくさんいました。

でも、そういうご家庭では、日常的に親御さんが一緒に英語にふれていることが共通していたのです。

だから私は思います。大切なのは「何回やるか」ではなく、「どう関わるか」。

私も週3で限界を感じて、週5に変えました。やっぱり、“関わり方”がすべてなんです。

さあ、次はあなたの番かもしれません

もし、この記事の中で少しでも心が動いた部分があったなら、それが、お子さんのストーリーが始まる合図かもしれません。

真似やノウハウではなく、その子だけの、実感ある成長の道のりを、よければ一緒に歩んでみませんか?

あなたの「もう一度やってみようかな」が、お子さんの未来を動かす一歩になるかもしれません。

一緒に笑って、一緒に迷って、そして一緒に乗り越えていきましょう。

私は、いつでもお待ちしています。

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