2025-05-17
最近よく耳にするのが、「子どもがやる気を見せてくれなくて…」という言葉。
特に幼稚園〜小学校低学年くらいまでは、「子どもの気持ちに寄り添って、無理はさせないように」なんてアドバイスをもらうことも多いですよね。
もちろん、子どもの気持ちは大切にしたい。
でも私は、心のどこかで「じゃあ、本当に何もしなくていいのかな?」と思うことがあります。
うちの子どもたちは、楽器と英語を10年以上、英語も休まずずっと続けてきました。
どちらも、わが家にとっては「特別なこと」ではなく、「生活の一部」です。
音楽の道を目指しているご家庭を見ていると、「好き」の温度がまったく違うなと感じることがあります。
おうちにはいつも音楽が流れていて、週末には家族で演奏会にいく。
音楽が“特別な習い事”ではなく、“いつもの風景”になっているんですよね。
学生時代、私もピアノを習っていて、吹奏楽部にも入っていました。
みんなで音を合わせて演奏するのがすごく楽しくて、音楽がある日常は大好きでした。
でも、「音大に進もう」とか「音楽を職業にしよう」と考えたことは一度もなかったんです。
私にとって音楽は、ストレス発散であり、気持ちが晴れる手段。
気になる演奏会があれば観に行きますが、どっぷりハマるタイプではなく、「好きだけど日常の一部」といった距離感でした。
だからこそ、子どもにも「生活の中に音楽があること」を大切にしてほしいなと思って、無理せず、でも丁寧に続けてきました。
英語については、私が教室を運営していることもあり、あまり表立って書くことはなかったのですが、
実は、音楽と同じくらいの熱量で向き合ってきました。
公文も、楽器も、英語も、旅行中でさえレッスンや練習を欠かさない。
受験や合宿のとき以外は、休んだことがありません。
英語のレッスンはオンラインなので、旅先でもホテルの一室で受けます。
楽器を持って行ったり、島村楽器の練習室を借りたり。
ただ、「毎日やる」「続ける」――それだけを大切にしてきました。
(時代が変わって、普通科を目指していても、音楽コンクールの入賞や英検が入試の加点の対象になる学校も増えてきました。長く続けることの価値を評価してくださるようです)
毎日続けていれば、もちろん「楽しくない日」もあります。
「今日はもうやりたくないな」「つまらないな」なんて気持ちは、誰にでもある。
でも、その時にどう向き合うかで、「続けられるかどうか」が変わってくる気がするんです。
「今日は調子が出ないね」とか、「よし、今日は軽めでいこうか」と声をかけるだけで、
子どもってふっと安心して、また頑張れたりするんですよね。
「子どもにやる気がなくて困ってます」とよく聞きます。
でも私は思うんです――子どものやる気の根っこには、親の関心や姿勢があるんじゃないかなって。
全部を一緒にやらなくてもいい。
でも、「いま何に取り組んでいるのか」「どんなふうに頑張っているのか」には目を向けてほしい。
子どもが「めんどくさいなぁ」と言ったとき、
「わかる!でも面白そうだね」「そっか、頑張ってるね!」とちょっとだけでも寄り添ってあげられると、
子どもって、不思議とまた前を向いてくれます。
レッスンがつまらないと感じる日もあるし、先生の話が響かない日もある。
大人だって、毎日仕事が楽しいわけじゃありませんよね。
だからこそ、私は「どうやって続けるか」「どうやって面白がるか」を工夫するようにしています。
英語なら、レッスンだけでなく、映画や音楽、イベントなど“好きに変える要素”を一緒に見つける。
「やめる前に、ちょっとだけ変えてみる」が、案外うまくいくこともあります。
「私は英語に興味がなくて…」という親御さんの声もあります。
それ、とっても自然なことです。私も水泳だけはどうしても苦手で、子どもを通わせるのも一苦労でした。
送迎が面倒で、会話も弾まなくて、家庭で話題にも出ず…子どもも結局楽しめなかった。
だから途中でやめたんです。それも正解だったと思っています。
親がどうしても興味を持てないときは、無理に付き合わなくてもいい。
その代わり、最低限だけ取り組んでご褒美を用意したり、
高学年になったら合宿に行かせてみたり、英語に力を入れている学校を選んでみたり。
“親が全部やらなくても続けられる方法”はいくらでもあるんです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
子どもの「やる気」って、目に見えないからこそ、不安になりますよね。
でも、子どもが頑張っていることに、ほんの少しでも関心を寄せて、
「楽しそうだね」「がんばってるね」と声をかけること。
それだけで、子どもは意外とすっと気持ちを持ち直して、また歩き始めるものです。
完璧じゃなくていい。全部に付き合わなくてもいい。
でも、「見てくれている」という実感が、子どもにとっては大きな支えになる。
「うちもそうだったよ」「わかる!」と思ってくださった方がいたら、
ぜひ気軽にお話ししませんか?
私もまだまだ手探りの毎日です。
それでも、子どもたちと一緒に「続けることの力」を信じて、これからも歩んでいきたいと思っています。
英語学習に興味のある方は、お気軽にご連絡ください。
一緒に楽しく、でも地道に、続けていきましょう。
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